付録(Appendix)について

付録(Appendix)には、研究に関連する図表やデータの中で、本文では
記載できなかったものを補足資料として付ける事ができる。
具体的には、観察や実験によるデータ群や、調査で用いた質問紙なども
含まれ、形式も生データの図表、動画、写真、など様々である。

ただし、複数あるなら連番をつけ、参考文献のように本文にて言及して
おくのが原則であり、有用と思われるデータに厳選するのがポイント。

執筆だけでなく印刷まで終えての完成

論文作成における執筆の期間というのは、往々にして余裕のない状況の
場合が多い。手順の項でも書いたが、実際の執筆は研究の進行に合わせ、
書けるところからどんどん書き始めると良い。もちろん、アウトラインに沿って進めるのが肝心だ。

また、結論・要約・題名と執筆の作業が全て終わり、最後に「出力」を
して初めて論文は完成をみるが、なぜか、出力の際に紙詰まりや機械の
故障などが「高い確率で起こる」ので注意が必要である(笑)

なお、長い時間と労力を費やしてようやく日の目を見ることになる論文
である。学術論文か学位論文かにもよるが、やはり完成させるからには
出力後の体裁(*4)に関しても、スッキリと、より格調高く仕上げよう。

(*4) 体裁が汚らしければ、中身を読む気にもならない。品質の高さと早さ、
  或いは確実さといった点を考えれば、印刷会社を利用するのも手である。

※参考 『学会印刷.com』(http://gakkaiprint.com/)最終アクセス2014/7/5