参考文献(Bibliography)について

参考文献(Bibliography)は、分野によって引用文献(References)と
区別する場合や、心理学系のように引用文献で統一する場合などがあり、
文献情報の明示の仕方も、学問の分野、和書と欧書、注と巻末、或いは
発表媒体の指定の書式などの様々な条件により、表記の仕方や方法にも
形式に違いがあり、国内では分野を超えた完全な統一はなされていない。
そのため、どの方式で明示するのかは分野の慣例にしたがおう。

いずれにしろ、原文・見解・図表の類を問わず、参考にした文献情報や
引用した文献情報は、その出典(原典)を厳格に明示する必要がある。

なお、表記の仕方に差はあっても、「明示すべき情報」はほぼ共通の為、
引用・参考文献を作成する際は以下のポイントに注意する。

• 自身の研究結果や「常識」で得られない情報は、全て明示する。
• 文章の他、図表や見解も他人の研究成果の使用は全て引用である。
• 著者名、著作名、発行所、発行年、ページ数、を明示する。
• 雑誌掲載の論文などは、題名・編者・訳者・掲載誌も明示する。
• オンライン文献は、著者名・ページ名・URL・アクセス日を明示する。
• 文献情報に記載するのは、論文に用いた文献のみである。

本文中に直接書き込む場合(*3)、注番号を付けてページ末に注を書く場合、
文献番号を付けて、巻末の文献リストに対応させる場合などがある。

(*3) 本文中に書き込む際は、(名字,発行年,ページ数)を記入するのが一般的。